中間反抗期の息子のその後
こんにちは、たゆらか編集部のomeguです。現在小学2年生の息子、年長の娘、2歳の娘3人の子育て中です。育児やこどもとの会話の中で感じたことなど母目線でゆるゆるとつぶやいていきたいと思います。
前回も書きましたが、小学2年生の息子は中間反抗期真っただ中。息子は気持ちを言葉にするのが苦手なシャイでクールなタイプ。母親の私でも、正直何を考えているのか全くわからず、しつこく理由を聞いては、ほっといて!と言われて悪循環の日々を過ごしていました。そんな息子の中間反抗期に少し光が見えた出来事がありました。
きっかけは、メッセージアプリ
最近、息子が一人で留守番することも増え、携帯を持たせる前に何か代わりになるツールを探していました。そんな時、お友達から使わなくなった携帯を使用して通話やメッセージのやりとりが出来るアプリを教えてもらい息子と練習がてら携帯でメッセージを送り合っていました。
驚いたのはメッセージ上の息子の言葉はとっても素直なこと。
「いま、かえってきたよ」
「はやくかえってきてね!まってる!」
「おしごとがんばってね!」
「サッカーがんばってくるね!!」
面と向かって息子から聞くと、クールに感じていた言葉に不思議と温かさが感じられるのです。
この間は、ふと気づくとこんなメッセージが息子から。
「ママ、大好き!」
こんなストレートな言葉を息子から伝えてもらったのは小さい頃の記憶しかないなと感動したし、そんな風に思ってくれていたんだと正直驚きました。シャイな息子には携帯のメッセージという伝達ツールが性格に合っていたのかもしれません。
もちろん直接言葉を交わしてコミュケーションも取ってはいますが、状況に合わせてメッセージのやりとりも取り入れてみたことでお互い素直に気持ちを伝えることが出来るようになり、息子とぶつからずに過ごせることも増えてきました。
自己表現のユニバーサルデザイン
先日、広報誌の取材で「学びのユニバーサルデザイン」というものを教えて頂く機会がありました。
アメリカのCASTという機関が提唱している、子どもの一人ひとりの得意な学び方に合わせて、その子自身がもっている力を発揮出来るように分析してあげて、アプローチする教育方法の事だそうです。聞いていて、この考え方は、子どもの自己表現方法にも変換出来るのかなと感じました。
自分の気持ちを伝えるときに、言葉で表現するのが得意な子もいれば、紙に書いて表現するのが得意な子もいる。
子どもが反抗期でイライラしていたら、伝わらないもどかしさからきている場合も多いです。赤ちゃんの時に、まだ言葉がしゃべれなくて要望が満たされずに泣いてしまうのと同じなのです。
自分の言葉を口に出して表現するのが1番良いと思われがちですが、その子がどんな表現方法なら自分の気持ちを上手く伝えることが出来るのか分析し合わせてあげることも、子どもの気持ちに本当に寄り添うことなのかもしれませんね。
(最近、子どもとお菓子を作るのにハマっています。写真はクッキーを作っている時のもの。お菓子に限らず何かを一緒に作っているときは、穏やかに過ごせます)