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精神保健福祉士が伝えたいコトバ

下前 さおり
精神保健福祉士

私は普段、「江戸川区駄菓子屋居場所 よりみち屋」で働きながら、ひきこもりの状態にある方や学校に行きにくいお子様のサポートをしています。ご本人やご家族の気持ちに寄り添い、将来を一緒に考えています。

こころとくらしを一緒に整えましょう

私は、小さな頃からおじいちゃんおばあちゃんっ子で、一緒にいると怒られる事もたくさんありましたが、それ以上に一緒に笑ったり、悩んだり、知らないことを教えてもらった経験から福祉の道に進みました。
そこから、様々な理由で学校に行けない人、病気を患い仕事復帰が難しい人、恋愛を諦めた人、幼いわが子と離れ離れになった人、自分を傷つけることで気持ちを落ち着かせる人など、色々な人が身近にいる事を感じ、そんな身近な人のために自分は何かできないかと考えるようになりました。
私自身、現在二児の母親で答えのない毎日に日々悩み、時に苦しいと思う時さえあります。 
しかし、同じような悩みを誰かに話し、共感とヒントがもらえると子どもと素直に向き合える自分もいます。
多くの人が自分の気持ちをきれいに理解し整理する事は難しいのではないでしょうか。でも、誰かが聞いてくれたら少し違う道が見える時があります。 
私は、おじいちゃんおばあちゃんにしてもらったように誰かと一緒に笑い、怒り、悩み、将来どこかのそのタイミングで「そういえば、あの時、あの人あんな事を言ってたなぁ」と話の小ネタになるような関わりができたら良いと思っています。


精神保健福祉士のおしごと

精神保健福祉士はこころに障がいや悩みがある方の日常生活や社会復帰を支援するサービスです。

①医療支援
医療サポートが受けられていない方を適切な受診につなげます。

②日常生活支援
安心して地域で生活できるように居住環境を整えます。

③家族支援
ご本人を支えるご家族の相談対応や、家庭内の課題に対しての支援を行います。

④就労・就学支援
自立した生活を送れるように各種就労支援サービスの情報を提供します。

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