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縁側のtea time

先日、祖母が亡くなりました。

亡くなる前に会いに行き、手を握ったら祖母は私の手を握ってずっと離しませんでした。

最期に何か言いたかったのかもしれません。

祖母にとって私は、初孫でした。

幼い頃の私は、クラゲを触りにいって刺されたり、いつも全速力で駆け回ってケガをしたり、やんちゃなお転婆娘で手を焼いていたようです...

祖母の家には、一輪挿しの花がいつもさりげなく飾ってありました。

私は、大学生の頃、一年中海に潜っていたので祖母の家に毎週泊まりに行っていました。

雪が降る日も海に潜る孫に祖父母は、少々呆れていたと思いますが、いつも見守ってくれていました。

平家の一軒家の縁側は冬でもぽかぽか温かく、平和な時間が流れていました。

それから十数年、、

ひとり親になることを決めた日の早朝、私が向かったのは実家ではなく祖母の家でした。

冬の寒い日でした。

ぽかぽか温かい縁側でお茶を飲む祖父母の姿を眺めていたら、自然と涙が溢れてきたのを今、思い出しました。

そんな事があったことすらこのブログを書くまで忘れかけていました。

何が言いたかったかというと、、

きっと色んなことがあったであろう

長年寄り添った老夫婦が縁側でお茶を飲む姿があったかくて、涙した孫の話でした。

人生色んなことがあるけれど、時が経てば状況は変わります。

つらい時は、とことん泣きましょ!

ありのままでいいと思う。

いつか笑える日まで...

祖母の家からみかん畑に行く道に毎年すみれの花が咲いていました。

コンクリートの隙間に逞しく咲くすみれの花を毎年探しては、今年も咲いてる!って嬉しくなったのを今もよく覚えています。

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