障害のある人もそうでない人も障害のある人の家族がいる人もそうでない人も
この連載では、地域の中で福祉や交流の拠点として活動している「地域活動支援センター」をご紹介していきます。
第3回目は、江戸川区小松川にある「地域活動支援センターこまつがわ」
センターの役割や日々の活動、スタッフや利用者の声を通して、地域に根ざした支援のあり方を探っていきます。

「地域活動支援センター こまつがわ」はどのような施設ですか?
障害のある人もそうでない人も障害のある人の家族がいる人もそうでない人も。
こまつがわはだれもが利用できるボーダーレスな事業所です。

どんな活動ができますか?
地域活動支援センター こまつがわでは、生活相談・生活支援・居場所の提供・地域交流などを行っています。
【生活相談・生活支援とは?】
日常生活で困っていることに、電話や面接で相談できます。
必要に応じて、各関係機関ともやりとりをし、困りごとの解決を目指します。必要に応じて同行、訪問をいたします。また、障害福祉サービスを利用されていない、障害をお持ちの方はもちろん、ご家族やご友人、地域の方々のご相談もお受けいたします。
【居場所とは?】
「ここにいても良い」と感じられる「所属感」は人間の基本的な欲求です。
共同体の中で自分の居場所があると感じられること、それは生活が豊かになるひとつです。こまつがわでは、ふたつの交流室を設けております。ふらっと集い、気心の知れた仲間と話すのもよし、一人で落ち着いて楽しむもよし、障害の有無を問わないボーダレスな居場所です。
【活動・地域交流とは?】
障害をお持ちの方の社会参加や地域の方々との交流の場を設け、インクルーシブにつながるプログラムを提供します。例えば、アート・スポーツ・音楽・ピアサポート活動など、社会参加につながるプログラムを提供しています。活動はメンバーミーティングでわいわい企画。地域の方と一緒にイベントも企画します。
この町で暮らすために、「見える」「知る」を緩やかに啓発し、障害者理解の普及した地盤をつくる。それは、ひらいルミナルがとても大切にしている、多様な人たちが安心して暮らせる地域共生社会づくりです。さまざまな方法で交流を深め、地域で安心して暮らすためのALLY(理解者、応援者)とつながる活動をしています。
また、地域活動支援センター こまつがわが力を入れている事業の一つが、『江戸川区精神障害者 ピアサポーター支援事業』です。

ピアサポーターについて、詳しく教えていただけますか?
ピアサポーターとは、同じ立場・経験をもつ“仲間”として、専門家とは異なる視点から支える支援者です。対等な関係性、自身の体験に基づく共感、そしてニーズに合った情報提供やサポートを通じて、「ひとりじゃない」という安心感を提供する役割を担っています。
昨今、ピアサポーターの学ぶ場、活躍する場も増えてきました。地域活動支援センター こまつがわでは、ピアサポーターとして、活動する際、実践に必要な学びの提供や、ピアサポーターの理解啓発を働きかけ、地域開拓等を行い、ピアサポーターが活躍できる地域づくりを行っています。
ピアサポーターとして活躍するために、より実践に近づける職場実習や見学実践が盛り込まれ、研修期間は長くかかりますが、その分しっかり考えてお申し込みをいただくからこそ、説明会が終わってからのお申込みになります。
お申込み時期:説明会・申し込みは例年6月から始まります。
地域活動支援センターこまつがわにお電話ください。
■ ピアサポーター登録制度について
生きにくい社会や地域の課題解決のために、ピアサポーターの力を活用する文化をひろめていく。そしてピアサポーターが必要な場に対して、活躍先の紹介や活動のサポート、交渉のフォローなどをマネージメントするサービスが、ピアサポーター登録制度です。
ピアサポーターの登録制度の規定に則り、すべてのカリキュラムを修了し、江戸川区の判定協議で承認いただけた方は、ピアサポーター登録を進めることができます。
連絡先・アクセス

所在地:
〒 132-0034
江戸川区小松川2丁目9番小松川二丁目第3アパート1階
利用可能日:<火水金土> 10:00~17:00 <木> 13:00~17:00
利用できる方:利用登録をした、江戸川区および近隣で生活をされている方(障害の有無を問わず)
利用料:1日100円
電話番号
03-5858-6421
03-5858-6423(利用者用)
電話・受付時間
<火水金土> 10:30~16:30 <木> 13:00~16:30
行き方
JR総武線 平井駅 徒歩20分
都営新宿線 東大島駅(小松川口) 徒歩15分
都営バス亀26・平23・平28・錦25・錦27「小松川三丁目」下車 徒歩4分
■地域活動支援センター こまつがわ
詳細は、お問い合わせください。