あまり人には言ってないのですが私は喫煙者でありまして加熱式タバコ1箱を1 日で吸い尽くすほどにはヘビースモーカーでもあります。
しかし、オフィスの敷地内は完全禁煙でして、当たり前ですが仕事中にちょっと吸いに行く、ということもできません。
VELOというニコチンパウチを口に入れて煙草を吸いたい気持ちを抑えながら仕事をしているのですが、仕事中に特に煙草を吸わないならもう家でも吸わなくていいのではないか、と思って加熱式タバコをやめて5日目で、「ニコチンパウチが切れたけど買いに行くのが面倒くさい」というところからニコチンそのものの摂取を2日ほど断ってしまいます。
まぁ、しんどくないかといえば結構しんどいしイライラもするんですが、このイライラも「体がニコチンを求めていて、それで体を苦しませているんだなぁ」とか思いながらなんとか受け流しているところです。
あと3日もすればニコチン自体が身体から抜けるのでそれまでの我慢ですね…。まぁ、ADHDの衝動性で失敗したら報告しますので指をさして笑ってください。
ところで、こういう自分がイライラしていることなどを「なぜ『自分』はこう感じているのだろう」と一歩引いたところから眺めるように考えることを「客観視」と言います。
怒っていたり落ち込んでいる自分を、自分の感情を一旦置いておいて「あ、いまこういう状態なんだな」と気づくことはメンタルケアにとても大切だと言われます。
しかし、私のようなADHDの場合は外からの刺激に対して過剰に反応が出たり、感情の波が一気に押し寄せて「自分がどう感じているのか」を整理する前に強い感情的な反応をしてしまうことがよくあります。
また、客観視するためには「自分の視点」と「他者の視点」をしっかり切り分けて双方の違いを考えることが必要ですが、この「自分と他人」の境界線があいまいになりやすいのも発達障がいのある方の特徴の一つと言われています。
自分を客観視できないと、日常生活では感情に振り回されやすくなったり、相手の意図を誤解してトラブルが起こるといった問題が生じやすくなります。また、自分が今なぜ悩んでいるのかといった問題の切り分けが難しくなり、必要以上に苦しんでしまうこともあります。
私も仕事と生活でいろいろと悩みは尽きませんが、どこでトラブルが起きているのかを切り分けることは簡単ではないなぁ、とか割と一言話すだけで解決することをずっと言えずにギリギリになって問題が発覚して大事になる、といったことはよくあります。
そういう意味では「感情や出来事を客観視する」というのはとても大切だなぁと思うのです。
客観視できるようになる訓練というのもいろいろあって、例えば「感情と事実を分けて紙に書いてみる」とか「一度起きた事を『他人に説明する感じ』で頭の中で考えてみる」とかがあります。いずれにせよ、一度、起きた事をリプレイしてみる、という感じが近いでしょうか。
私の場合は、毎日日記でその日に起きた出来事を簡単に書いてみて、トラブルが起きた原因はどこにあるのか、を考えたりしています。日記を書くのはかなり大変という方も多いと思いますが、最近はスマホの音声入力機能も上がっており、何か起きたときにスマホの音声入力でササっと起きた出来事やそれに対する感想のようなものを書いてみて、それを見返して「あ、自分の思い込みはこうなんだなぁ」とか気づけるようになると次回、同じようなトラブルを起こすことは減っていくのではないかと思います。
でもまぁ、それをやっても全然トラブルが減らない自分はなんなんだよ、とも思いますが…。
しかし、「客観視することは大事」とはいいますが、「客観視すること“だけ”が良くて主観的なことを無視していいか」というと、もちろんそうではありません。客観視をしすぎると「相手にも事情があるし、自分にも改善点がある」と考えやすくなり結果として自分の感情を後回しにしてしまうことがあります。そして、それが重なるとそれもまた大きなストレスになることもあります。
特に障がいがあると、どうしても「自分ではどうにもならないこと」ということが普通の人以上にありますし、客観的に見たら「障がいのある方が問題だ」ともなりがちです。
自分では調整できない部分があるからこそ、環境側に調整を求める必要が出てきます。そのため、「自分が困ります!」と声を上げることがどうしても必要なこともあります。
しかし、客観視は状況を整理するには役立ちますが、行動のエネルギーは主観からしか生まれません。
もちろん、自分でできる事を最大限する必要はあるにしても、自分が「この場にいるために」あえて客観性を捨てて自分の気持ちに素直になる、ということもまた「生きる」ための必須なことなのではないかなぁ、と自分を抑えすぎている(と自分では思っている)私は感じるのです。
ただ、その気持ちに素直になるということも簡単ではないですし、それが周りからみてどう思われるかを知ることも難しいものです。必要なら周囲の信頼できる人やカウンセラーに相談してみるのも良いでしょう。
江戸川区の瑞江駅徒歩1分のところにある居場所「しろひげ・べーす」には相談員が常在しており、さまざまな相談にのってくれます。
ちょっと自分が今抱えている悩みや考え方を整理したいな、と感じているときは、ぜひ一足を運んでみてください。
また、「たゆらかたうん」でもさまざまな情報を発信しています。このたび、Vol.7ができました。今回のテーマ「不登校」でたいへん充実した内容になっています。
このような記事の中に自分の問題を解決するヒントが入っているかもしれませんので、もし見かけたら手に取っていただければ幸いです。
といったところで今週はこれくらいで。ああ、タバコが吸いたい。自分に素直になってタバコを吸っていいですか。だめですか。また値上げされますしね。諦めます。
