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まなぶ

第1回 心理士 田中庸介さんのポジティブ談話室

これからをより良く生きるために

みなさん、初めまして!心理士の田中と申します。
今回から心理に関する記事をお届けさせていただくことになりましたので、初回はまず本コンテンツを通して読者のみなさんに発信していきたいことをお伝えします。

それは、「今、生きづらさを抱えていてもこれからより良く生きていくことはできる」ということです。
今、この瞬間にもさまざまな背景から生きづらさを感じている方や生きている意味を失いかけている方もいるのではないでしょうか。

日常生活の中ではストレスが止むことなく降り注ぎ、いつの間にかネガティブに包まれて動けなくなってしまい、希望が感じられないこともあるでしょう。このような状態になると人と関わるのが嫌になって自身の殻に籠ってしまうこともありますよね。
人はどうしてもネガティブに目が向いてしまう習性を持っているので、このような状態に陥ってしまうのは仕方のないことであり、とても自然なことでもあります。だからこそ、私は心理士として心理学に基づいたネガティブに対処する方法をみなさんに知っていただきたいと考えています。


しかし、本コンテンツで目指すのは冒頭で触れた“これからより良く生きる”ことです。実は近年、心理学の分野では「ネガティブを軽減、緩和したとしても自然により良く生きていけるようになるわけではない」ことが明らかになっています。
繰り返しになりますが、人はネガティブに意識が向きやすいので、上手に対処していくことは欠かせません。そこに加えて、これからみなさんと一緒に育んでいきたいのはより良く生きていくために生活の中でちょっとでも「ポジティブな時間を作る」ことです。


ポジティブと言われるとなんだか“明るい”、“ハッピー”、“自信に溢れている”、こんなイメージが湧きませんか?こういったイメージからポジティブという言葉に抵抗がある方もいるのではないでしょうか。もちろんこういったことも含まれるのですが、実は“心地良さ”、“穏やかさ”、“安らぎ”といったこともポジティブなんです。

ちょっと意外じゃないでしょうか?このようなポジティブ感情は良く生きるを意味する言葉、“ウェルビーイング”に欠かせない要素です。これから読者のみなさんにネガティブを上手に対応する方法やポジティブを生み出すコツをお伝えしながら一緒により良く生きる、ウェルビーイングを目指していけるようなコンテンツにしていけたらと考えています。また、本コンテンツは読者のみなさんとコミュニケーションを取りながら、みなさんが“楽しみ”(これもポジティブ感情ですね!)だと感じられるような内容にしていけたらと考えておりますので、これからどうぞよろしくお願いいたします!

お届けしたいコンテンツ

Q&A形式で、読者からの質問や相談に答えます。

1. みなさんからのQ&A
Q&A方式で、読者からの質問や相談に答えます

イライラすると、すぐに声を荒げてしまいます・・・

不安で一歩踏み出すことができません。


2. ネガティブに対処しよう
・カウンセリングについて
・ストレスコーピングのあれこれ

心理カウンセラーって何をしてくれるの?

カウンセリングの種類とは?


3. ポジティブを作ってウィルビーイングに
・ウェルビーイングの考え方について
・いろんな分野で生かされるウェルビーイング

ネガティブとポジティブの役割

ウェルビーイングの過程、学校。職場などでの活かされ方

田中 庸介

田中 庸介 公認心理師、臨床心理士

東証上場企業(障害福祉事業)にてマネジメント職、調査研究、社員教育、障害者雇用コンサルティングなどに従事。イースト・ロンドン大学院MAPPCP(応用ポジティブ心理学&コーチング心理学修士課程)修了。現在は教育・福祉・医療分野でポジティブ心理学・臨床心理学・コーチング心理学などの理論とこれまでの経験を活かして“ウェルビーイングを育むための支援”を実践中。相談・講師・コンサルなどのご要望はお気軽に!

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