人や街のために頑張っている人を紹介する「たゆらかヒトコトハイライト」。人生が変わるヒントって意外と近くにあるのかも。
今回は「株式会社粘土科学研究所」代表取締役の手塚平さんに、たゆらか編集部が突撃取材してきました。
手塚社長ってどんな人?
研究者であり、表現者であり、永遠の少年。
幼い頃から家には“謎のクレイ(粘土)”が転がり、自由研究では界面活性剤フリーのハンドクリームを作り、祖父の研究室はそのまま遊び場だった。そんな原体験のまま大人になり、現在はクレイを扱う会社の社長として、新しい体験や商品を次々と形にしています。
クレイの成分であるミネラルや結晶構造の領域まで追いかけるマニアックぶり。「理解されないものを、どうすれば“わかる”に変えられるか」その挑戦そのものを楽しめる人。理屈の探究と遊び心を同じ熱量で持ち続ける、ちょっと風変わりで、だからこそ魅力的な“クレイの人”です。
恐怖から始まったクレイへの探究心
クレイを一生の仕事にすると決めた背景には、少し意外な感情があったと。手塚さんはこう話します。「クレイへの愛というより、最初は“恐怖”だったかもしれない」
祖父の代から続く会社の三代目。「クレイのことを知らない社長だと思われるのが怖い」その不安が、クレイと向き合うきっかけだったそうです。調べて、試して、逃げずに繰り返したその時間が、恐怖を少しずつ薄め、代わりに“面白さ”が育っていきます。今やクレイは、怖い存在ではなく、“最も信頼できる相棒”のような存在に変わりました。
クレイを信じ、クレイのつながりを探す心地いい日常
手塚さんの働き方には、明確な区切りがないそうです。「9時から5時までが仕事」というより、24時間のどこかにクレイのことを考える時間が、少しだけ混ざっていて、そのくらいの距離感が心地よいと語ります。
テレビを見ながら「これはクレイと組み合わせられないかな?」と考えたり、最新技術のニュースを見て「クレイに置き換えたらどうなるか」と想像してみたり。そうした日常の小さな気づきが、洗濯洗剤やサウナ用クリームなど、実際の商品のアイデアにつながってきました。
趣味のサウナも例外ではなく、サウナ前に塗るクレイクリームを試作したところ、航空会社のイベント「サ旅万博」で採用され、大手企業と並んで粘土科学研究所のロゴが並んだこともありました。
クレイを信じ、そのつながりを探しながら日常を過ごすことは、仕事であると同時に、手塚さんにとって落ち着く「居場所」でもあるようです。
ライターのひとこと
「向き合うことをあきらめない」ことの大切さを、改めて感じました。その積み重ねの先に、思いがけない「好き」や「可能性」が見えてくることがあるのだと思います。
そして、 自分の「好き」を信じながら日常を過ごすこと自体が、こころの支えになり、静かで心地よい居場所をつくってくれるのかもしれません。
【株式会社粘土科学研究所】
1984年創業。天然粘土「モンモリロナイト」の可能性を40年以上追求する、東京都江戸川区の化粧品メーカー。独自の吸着力と保湿力を活かしたスキンケア製品を展開し、粘土のちからで健やかな生活を提案している。
住所:東京都江戸川区東葛西6-9-9
URL:https://nendokagaku.co.jp/
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