産後うつになったときのこと
こんにちは、たゆらか編集部のomeguです。
現在小学2年生の息子、年長の娘、2歳の娘3人の子育て中です。
育児やこどもとの会話の中で感じたことなど母目線でゆるゆるとつぶやいていきたいと思います。
2人目の長女を出産した時に、当時は気付かなかったけれど、今思えば産後うつだったのかな?と思うような時期がありました。当時は辛く、終わりの見えない暗闇にいる、そんな感覚で毎日過ごしていました。私の場合、2カ月ほどで長女も夜間眠るようになり、産後うつの状態からは抜け出せたのですが、あのまま寝不足の状態が続いていたらどうなっていただろう?と今でも考えたりします。
多くの育児本や育児コラムには1人目は大変だけど、2人目は育てやすい、何もしなくても勝手に育つなんて書いてあったりするけれど、我が家の場合は全く違いました。1人目の長男は、とにかくよく眠る子。夕方18時に就寝してから朝までノンストップで眠ることがルーティン。こどもがいない時期とライフスタイルが変わることもなく、仕事復帰してからもほとんどストレスがないまま過ごせていました。
ところが、2人目の長女はとにかく寝ない。常に抱っこをしないと泣いてしまう・・・
育児本に書かれていた2人目は育てやすいなんてまったく当てはまらない赤ちゃんでした。元々眠ることが幸せのロングスリーパーの私は、睡眠不足が続くことで精神的にも限界を迎えてしまい、かわいいはずの我が子がかわいいと思えない、産んだことさえ後悔してしまうそんな悪循環に陥っていました。
遠く離れた友人たちの言葉に救われた
毎日寝ない長女との苦しい日々を過ごす中で、救われたのは遠方に住んでいる友人たちとのやりとり。すぐに会うことが出来ないとわかっているからこそ、近くに住んでいて、いつでも会える友人や家族には言えない率直な想いを打ち明けることが出来たし、何気なく返してくれる言葉も素直に受け止めることが出来たのです。
少しでも外の空気を吸わねばと、寝不足でふらふらしながら長女と散歩しているときに、見知らぬマダムにとびきりの笑顔で「赤ちゃんすごくかわいいね!育児大変だけど頑張ってね。」と何気なくかけてくれた言葉も、この子は誰かにとってすごくかわいい存在なんだと気付かされ、こころが軽くなった出来事のひとつ。
こころが苦しいとき、親しい間柄だからこそ心配かけたくない、そんな自分を見せたくないと思う方も多いと思います。そんなときには、身近じゃなくても距離のある誰かに救われることもあるんだと知ってほしいなと思います。外に出ることが出来なくても、知ってる人ではなくても、誰かやどこかとつながることで希望が見えてくることがあるのです。
誰よりもはやく眠りにつく子に
不思議なもので、あんなに寝なかった長女、今では家族の誰よりも早く眠りにつき、保育園でも優等生のしっかり者の女の子に成長。赤ちゃんの頃に手がかからなかった長男は、今では反抗期真っ盛りの小学生になり、一番手を焼く存在に。
あの頃の苦しかった自分に伝えてあげたい。
『いまの苦しい時間は、子育てのほんの一部でしかないよ』と。
この体験談が今育児で苦しいと感じている方のおひとりでもこころの救いになればいいなと思います。
(写真はいつかの就寝前に長女がくれたイラスト。こどもたちからの手紙はこころが温まる宝物です。)