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まなぶ

「たゆらかたうん」創刊1周年イベント開催レポート

2025年9月23日(火)、江戸川区瑞江にて、『たゆらかたうん』創刊1周年を記念した交流会イベントを開催しました。

当日は、たゆらかたうんを読んでくださっている方々が集まり、たゆらかたうん編集部や読者同士の交流、記事制作ワークショップなどを楽しみました。

第1部:座談会「どんな記事が、読みやすい? おもしろい?」

イベント前半は、『たゆらかたうん』のこれまでの発行号を手に取りながらの座談会。参加者同士が、印象に残った記事や読みやすかった工夫について話し合いました。

「当事者の声が勉強になった」「もう少しフォントを大きくしたら見やすいかも」「どこに、どんな施設があるか、利用方法が分かった」「おでかけの情報などが役に立った」といった、さまざまな声が聞かれました。

また、「もっと当事者の方の声を聞きたい」「外に出かけたくなるような記事がいいのではないか」といった意見もあり、誌面づくりへの期待が大きくふくらんでいることが伝わってきました。

リラックスした雰囲気の中で、初めて会った人同士も自然と会話がはずみ、会場にはやさしい笑顔が広がっていました。

第2部:ワークショップ「記事をつくってみよう!」

後半では、実際に「自分たちで記事をつくってみよう!」というワークショップが行われました。

参加者は、あらかじめ用意されたテーマ(好きな食べ物、通っている場所、毎日の楽しみ など)について指定のテンプレートにそって、記事を形にしていきます。

「激辛グルメの紹介!」「最近始めた趣味のこと」「日常に使えるAIの紹介」といった言葉から、見出しを考えたり、記事の構成を工夫したり、スタッフと一緒に文章をつくったり——。

ふだん「読む側」の人たちが、「つくる側」として制作に関わることで、新しい体験や発見の機会になったという感想が多く聞かれました。

最後には、作成した記事の原稿を発表する時間もあり、会場からは大きな拍手が。

『たゆらかたうん』の今後の可能性がぐっと広がる時間となりました。

おわりに:これからも、「たゆらかに」

「たゆらか」には、揺れ動いて定まらないという意味があります。
日常の小さな出来事に気持ちが揺れ動き、それに戸惑うのは誰しもが経験することです。
その変化を「それでもいいよ」とゆったり受け止める。そんな想いを込めて始めたのが、「たゆらかたうん」です。

この1年で見えてきたこと、つながった人たちの声を大切にしながら、これからも、だれかのこころにそっと届くような情報誌をめざして、歩みをつづけていきます。

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
次号の『たゆらかたうん』にも、どうぞご期待ください。

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