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言語化できるようになると、人生が生きやすくなる?

・なんだかモヤモヤする。
・よく分からないけど気分が晴れない・・・
・この気持ちをどう表現(言語化)すればいいの

そう思ったことはありませんか?

自分の感情や考えを言葉にすることは、日々の生活や心の健康に大きな影響を与えます。

でも、どうして言語化が大切なのでしょうか?
もし言語化ができなかった場合、どんな問題が起きるのでしょうか?

そもそも言語化とは、自分の思考や感情を言葉にすることで、内面の整理やコミュニケーションを円滑にする行為です。

ジャーナリングや感情の整理の記事は読んだけど、結局モヤモヤして感情にフタをしてしまった方も、この記事ではその理由をわかりやすく説明します。

言語化することのメリット

では、具体的に言語化ができるとどのようなメリットがあるのか、一緒に見ていきましょう。

①思考が整理される

自分の考えを言葉にすることで、モヤモヤしていた気持ちが整理され、スッキリします。
また、考えがクリアになり、何をすべきかが見えてきます。
なんとなくモヤモヤしていた気持ちが、どうしてそう感じていたのかが明確になり、整理されます


②感情をコントロールしやすくなる

感情を言葉にすることで、その感情に振り回されることが少なくなり、冷静に対応できるようになります。

また、自分の感情や考えを言葉にできないと、本当に望んでいることや大切にしていることが分からなくなることがあります

そして自己理解が深まらず、ジャーナリングをしても不安やモヤモヤ、イライラが解消されないことがあります。


③他者とのコミュニケーションがスムーズに  

自分が何を考えているか、何を感じているかを伝えることができれば、誤解やすれ違いが減り、より良い関係を築けるようになります。

更に、この時はこうだったから、この気持ちになったということを、言葉で説明することができれば、なんとなくモヤモヤやイライラするということが減ることでしょう。

コミュニケーションを取る上で、言語化は、一つのポイントになるかもしれません。


④心の安定が得られる  

感情や思考を言葉にすることで、ストレスが軽減され、自己理解が深まります。結果として心の平穏が保たれやすくなります。

自分がどんな時にどう反応しやすいかを理解し、それを相手に伝えることで、まるで自分自身の「取り扱い説明書」ができるようになります。

更に、 感情を言葉にできないと、それが心の中に溜まり、ストレスや不安を感じやすくなります。

そして、感情を抑え込むと、ある瞬間にその感情が爆発してしまったり、過剰に反応してしまうことがあります。

ここまで、言語化ができるメリットやデメリットについて書いてきましたが言語化が心理的にどれだけ有効か、心理学的な研究でも証明されています。

例えば、感情を言葉にすることで、その感情の強さが減少し、心理的な負担が軽減されることがわかりました。

感情を名前で呼ぶことで、それをコントロールしやすくなったり、また別の研究では、感情を理解しやすくし、ストレス反応を減少させることが確認されています。

まとめ

言語化は、自分の思考や感情を整理し、他者とのコミュニケーションを円滑にし、心の安定を保つために非常に重要です。

感情や考えを言葉にすることで、日々のストレスを減らし、心の中が整理されます。

言葉にするのが難しいと感じる場合は、無理せず少しずつ練習を重ねてみてください。

例えば、日記(ジャーナリング)を書くことから始めてみるといいかもしれません。

自分の思いを少しでも言葉にすることで、心の中が軽くなることが多いです。まずは少しでも、モヤモヤしたなと思ったら言語化できるようになると良いですね。

今回は言語化のメリットについてご紹介しましたが、言語化が難しいと感じている方のために、トレーニング方法を紹介する記事も近日公開予定です。お楽しみに!

※関連の記事はこちらからご確認ください。
・ジャーナリングの記事はこちら
・感情の整理の記事はこちら

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