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感情整理のすすめ

忙しい毎日を送っていると、ふとした瞬間にプツンと糸が切れたように感情があふれ出てしまうこと、ありますよね。
大人なのだからしっかりしなくちゃいけないと思ったり、仕事でのストレスや人間関係のトラブル、小さなイライラに悩んだり、そんな感情とうまく向き合えたらいいなと思ったことはありませんか?


楽しいことがあったり、うれしかったりすれば心は晴れやかですが、気分が落ち込むようなことがあれば、そのことばかり考えてしまうこともありますよね。
今回は、感情を整理する方法日常生活に取り入れやすいものを厳選してシェアします。気になるものやできそうなものから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

この記事を読んでわかること

① 感情整理の大切さ・メリット
② 感情整理のやりかた(実践)

感情整理の大切さ

感情を整理することで、私たちが得られるメリットはあるのでしょうか?

例えば、ネガティブな出来事があったとき、気づかないふりをして感情にふたをしてしまうこともあるかもしれません。
そのようなことが積もり積もっていくと、ある日突然プツンと糸が切れたかのように感情が爆発してしまうことがあります。

だからこそ、普段から感情の整理ができていると人間関係の構築やストレス軽減などに役立ちます。

では、感情にふたをせず、ストレスもためずにいるにはどうしたらいいのでしょうか?
次の章では、より具体的に感情整理の方法についてお伝えしていきます。

感情整理の方法

感情整理にはいくつかの方法があります。
特に今回は、辛かった出来事や見たくない現実が起きた場合に、どのように感情と向き合うかをお伝えしていきます。

① 深呼吸をしてみる
深呼吸をすることでリラックス効果を得られることがあります。
また、深呼吸をすることで冷静になれることがあります。

感情が高ぶっているとき、冷静な判断は難しいものです。
一度深呼吸をして、一呼吸おくことで交感神経を抑え、リラックスを促進することで冷静な判断ができるようになります。

② 物理的距離をとる
イライラしてきたら、その場を離れることもおすすめです。
物理的な距離をとることで、感情を整理できたり、外の空気を吸うだけでも気分転換ができたりします。
また、体を動かすことでエンドルフィンが分泌され、気分が良くなることもあります。

③ 感情を否定しない
「どうしてそんなことを思ったのか?こんなことを考えたらだめなんじゃないか。いい歳して…」と冷静に考えてしまうと、さまざまな感情が湧き上がるかもしれませんが、まずは湧き出てきた感情をすべて受け入れることが大切です。
そのうえで、④を実践してみましょう。

④ 書き出してみる(感情の深掘りをしてみる)
湧き上がってきた感情は、一度ノートやアプリなどで吐き出してみるのもおすすめです。
ノートに書いてみたら、意外と何でもなかったと思うこともあります。

また、なぜ自分はこのことが嬉しかったのか、悲しかったのかを紙に書き出すことで見えてくることもあります。
書くことによって頭の中が整理され、クリアになることもあるでしょう。
書く前と後で、気持ちの変化を感じることができるかもしれません。

そして、ネガティブな要素の中にも、ポジティブな視点を見出すことができます。

例えば、仕事でイライラしてしまったときは、この経験を通じてどんなことができるようになるかなどと視点を変えてみるだけでも、気持ちが楽になるかもしれません。

【補足】感情の深掘り+α
紙に書き出しただけではまだモヤっとする場合、深掘りしてみるのもおすすめです。


例:「今自分は何を思っているのかな?」

「朝からバタバタして余裕がないのに、電車にも乗り遅れた」

「電車に乗り遅れると到着も遅くなるし、(イライラする)」

「どうすれば遅くならずに余裕をもって行動できるのかな。。」

「明日から5分だけ早く家を出てみよう!」
など…


感情の深掘りをすることで、新たな一面に気づくことができるかもしれません。
感情の深掘りについては、こちらの記事でも紹介しています。
リンク:感情の深堀について

⑤ 第三者に話してみる
感情を整理するには誰かに話を聞いてもらうことも効果的です。
例えば、同僚や友達に話すことで、第三者からアドバイスをもらうことができるかもしれませんし、自分が複雑に考えていたことに気づくこともあります。

話すことで、自分自身の感情がもっと理解でき、一人では気づけなかったことに気づけるかもしれません。また、話すことで気持ちが楽になることもあります。

誰かに話すのが難しい、または聞いてもらえる人が近くにいない場合は、信頼できるカウンセラーや外部のサービスを利用するのも一つの方法です。専門家のサポートを受けることで、自分の感情を適切に整理し、対処方法についてプロの視点からアドバイスをもらうことができるでしょう。

⑥ ほっと一息つく時間を作る
仕事や日常生活が忙しいと、自分のことは後回しになってしまうことはありませんか?
1日のどこかで「ほっと一息つく時間」を持つことはとても大切です。
例えば、朝近所を少しだけ散歩してみる、一人でお茶をする、好きな音楽を聴くなど、日常に取り入れやすい方法から試してみてはいかがでしょうか。

※日常のストレス解消については、こちらの記事もおすすめです。
リンク:みんなのネガティブ解消法

まとめ

感情の整理は一日でできるようになるものではありませんが、自分なりの方法を見つけることで、心が軽くなり、悲観的に考えていたことが前向きに考えられるようになる変化を実感できるようになります。


感情整理ができると、人間関係の改善やストレスの減少、仕事の充実にもつながります。無理せず、自分のペースで感情と向き合っていけるといいですね。

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