子育てで多くの人が出会う「学校に行きたくない」という言葉。理由は子どもによってそれぞれで、だからこそ、いきしぶりに悩まされる日も多いのではないでしょうか。特に夏休み明けはいきしぶりが増える季節。長い間、教育を通じて子どもたちと向き合っている小学校の校長先生と、今、子育てをしているママの声を集めました。
教育のプロ! 校長先生に聞きました!
お話を伺った方
第二葛西小学校 吉田 佳代 校長
長い休みに入ると、ほっとする。外を歩いていても、誰も自分を見ていないから。
これは、不登校だった子が呟いた言葉です。普段だと「なぜあの子は、学校に行っていないのだろう。」と好奇の眼で見られてしまうという不安を聞き、胸が締め付けられる思いを抱いたことがあります。
夏休みは、子どもが日々の緊張から離れて心を整える大切な時間です。始業式を前に「学校に行きたくない。」と呟く子がいるかもしれません。いきしぶりには、友達との関係、学習の不安、教室での居心地の悪さなど、さまざまな理由が考えられます。
大切なのは、「どうしてそう思うの。」と問い詰めるのではなく、「話してくれてありがとう。」と気持ちを受け止め、「あなたのことを一番大切に思っているよ。」という思いを言葉や態度でしっかり伝えること。これが大きな支えになるのではと私は考えています。
その子に合った「安心できる場所」は家庭かもしれませんし、学校の保健室、学校図書館など教室以外のスペースかもしれません。
また、江戸川区には、みらいサポート教室、教室以外のもう一つの居場所で子どもたちを支援するエンカレッジサポーター、子どもだけでなく家族もサポートするSSW(スクールソーシャルワーカー)など、子どもの状態に合わせた大変心強い不登校支援事業があります。何か不安なことがありましたら、一人で抱え込まず、いつでも学校へご相談ください。
この夏が子どもたちにとって、次の一歩を踏み出す準備期間となることを願っています。
子育ては早朝から全力…!
いきしぶりに向き合うたゆらかママに聞きました。
お話を伺った方
Yママ
中学1年生、高校1年生、高校3年生の子どもの育児に奮闘中。
あくまでも我が家のケースです。うちは一人親家庭です。息子はみんなと一緒に給食を食べるのが苦手で、数年間いきしぶりがありました。その頃は、何度も仕事に遅刻してしまい職場に迷惑をかけていること、アルバイトだったので収入が減ってしまうことに焦りがありました。
雨が降る中、片手にランドセル、もう片方に嫌がる息子を抱えて自分も泣きながら職員室に連れて行ったことがありました。その時は、教科書が水たまりに散乱し、お互いびしょ濡れで「学校行かないとママ仕事を辞めないといけないから家も無くなるし、みんなもご飯食べられなくなるよ!どうすんの!!」と必死でし
た。可愛そうなことをしたと思います。
そんな息子も今年の3月に小学校を卒業しました。先日、息子から初めて手紙をもらいました。「6年間、小学校生活を見守ってくれて、ありがとうございました。今だから言えるけど小学校2年生までは学校に行きたくなかったです。でもあの時、学校に行ったからこそ今ではとても楽しい学校生活を送っています。中学校での活躍を楽しみにしていてください!」と書かれていました。
この手紙を読んで、あの時の判断は間違っていなかったんだ。と思いました。彼のペースで少しずつ逞たくましくっている息子を大人になるまで、もうしばらく見守っていきたいと思います。
子どもはみんな無限の可能性を秘めています。親だからこそケンカになってしまうこともありますが、子どもの良い所を褒めて伸ばしていきたいですね。
まずは、子どもの声に耳を傾け、気持ちを受け止めて。
理由 | 解決策 |
スマホやゲームで夜更かしして朝起きられない | ・スマホの利用時間を本人と話し合って一緒に決める ・朝起きる時間を一緒に決める |
登校日の朝の準備不足 (ex. 〇〇がない、宿題をやってない) | ・子どもと次の日の準備のルールを決める ー 持ち物を前日に準備しておく ー 次の日の予定を前日に一緒に確認する ー ゲームやYouTubeより先に宿題を終わらせる |

保護者は本人の気持ちを受け止め、「自分の意思で決めた」という納得感があると◎
ママ友にもチャットで聞きました!
他にもいきしぶりに悩むママの声続々・・・

ゆーくんママに聞いてみたよ!

行き渋り、勇人は毎日だよ

最近は、お気に入りのタオルハンカチを持って行くんだけど、その端をリュックからウサギの耳みたいに出して持って行ってる(先生に見てもらいたいから)

1度散髪に失敗して行きたくない!って言ったときは、「大丈夫!かっこいいよ!」と言ってごまかしたけど、後日直しに行きました

みっくんママに聞いてみたよ!

彼の行きたくない本気度はほんとに高いと思う。5時間座って授業受けるのが本当にイヤだって毎日言ってる。とはいえ、行ったら行ったで楽しくないことはないと思うんだけど、ただただ家で
ゲームをしてたいみたいなんだよね。
5時間授業受けるなら、5時間ゲームやらせろってくらいゲームしたいんだって。

あと、ママの思い通り動くのが面白くない?ってのがあるのかなぁと感じることもあるかな。決められたくない、自分で決めたい!ってのがとにかく強い。
でも、じゃあ決めていいよと言うと、決められないから決めて!ってまた癇癪起こすんだけど…

今彼に対して効果があるのは、幼稚園の時のお友達に会って遊ぶことかな。小学校のお友達も優しい子が多くてみんな声掛けて来てくれるし、それはそれで嬉しそうなんだけど、本人的に幼稚園
のお友達ほど心は開けてないらしくて、会いたい遊びたいって名前が挙がるのもみんな幼稚園のお友達なんだよね。
放課後に公園で遊ぶ約束した日は、教室までは頑張っていける。行けたら〇〇と公園で会えるよ!って。同じ習い事してて会える日もそれが効き目あるかなぁ。

あえて、帰ったらゲームできるよ!とは言わないようにしてる。
なにせゲームできないなら死んだほうがマシと言うくらいゲームゲームだから ゲーム以外での楽しいこともあるよ→お友達と遊ぶこともこんなに楽しいよね、ってなってほしくて。あとサッカー好きだし、体動かすの嫌いじゃないから、外で遊んで発散して欲しいってのもあって。でも、ゲームが学校を頑張れる拠り所になってるなら、そう言ってあげたほうが良いのかなとも思うんだけど、うーん、どうなのかな…って私が今度は悶々としちゃうんだよね、悩ましい。

あ。お支度は、早くしないと!とかじゃなくて、分かりやすく5秒でズボンはこう!とか、ママが着替えるのとどっちが早いかな、みたいにゲーム感覚でもちかけると乗ってくることもあるかな。
お着替え競争は、毎朝だと飽きて効果なくなるから、たまに取り入れる感じ。

めぐちゃんママに聞いてみたよ!

ぐずってたり泣いてても無視してw淡々と準備する!「実は、ママも同じ気持ちだよ!ママも仕事行きたくないし一緒に家に◯◯と居たいし、ゆっくりしたいけどやらなきゃいけない事だから頑張って行ってくるよー!◯◯も頑張って行ってきて!」「本当に無理だと思ったらいつでもママに電話して!すぐお迎えに行くからー!」です!

泣きながら教室前まで連れて行ったなぁー
一回行かないのを許しちゃうとクセになりそうで 無理やり連れて行っちゃったな…

行く前は、あまり優しい言葉をかけるってのは、できなかったかも 帰ってきてから褒めて褒めてって感じだったね

十人十色だよねー
何が正解かもわからんw